話題のテアニンには驚くほど色々な作用があり、人体にいい影響を与えてくれます。
その中に血圧を下げる効能があります。
テアニンによって、血圧はどのように正常化していくのでしょうか?
テアニンは自律神経を整える働きがありますが、その働きは血圧とも密接な関係にあります。
自律神経は交感神経と副交感神経で成り立っています。
交感神経が優位になると血圧は上がり、副交感神経が優位になると血圧が下がります。
テアニンを摂取すると、リラックス効果のあるドーパミンやセロトニンを放出させる作用があります。
また、脳波もリラックス状態にあることを証明するα波が出てきます。
このような状態の時は副交感神経が優位になって、血管が拡張しています。
よって、血圧が下がるわけです。
※ドーパミンとは
脳内の神経伝達物質の一つで快楽に関係する物質と言われています。パーキンソン病の患者さんは、このドーパミンの量が減少していると言われています。
※セロトニンとは
ドーパミン同様、神経伝達物質の一つです。幸せホルモンとも呼ばれています。セロトニンが減少すると、うつ病になったり、パニック障害になったりします。
α波は脳波の一つで、このα波の出現は、リラックス状態であることを示しています。
テアニンの濃度を上げると、α波の波形も大きくなり、よりリラックス効果が出て、副交感神経が優位になり、筋肉弛緩、血圧低下へと連動していきます。
しかし、お茶に含まれるカフェインを不同時に摂取するとこの効果が半減されます。
カフェインは交感神経の方を優位にさせて、脳がリラックスではなく、興奮状態になってしまうのです。
(だから眠い時にカフェインが豊富なコーヒーを飲むと効果的)
高血圧改善のためには、食生活も大切ですが、いつも脳がリラックスしている状態を作り出すことも大切です。
毎日の食生活+テアニンの習慣を始めてみませんか?
2018/04/11更新