テアニンは旨味成分そのものである上に、リラックス効果もあります。
テアニンが添加されたお菓子や清涼飲料水などは、ティ―タイム、仕事の合間に食べたり、飲んだりしてちょっとしたストレス解消に役立ちそうですね。
又、苦味やエグミの強い食材を食べやすくするなど、味が悪いものを良くする時もテアニンを添加すると、効果的と言われています。
どのお茶にもテアニンが入っていますが、お茶の種類によってテアニンの量が違います。
多い順にご紹介します。湯呑1敗あたりの量(80mlあたり)
1位 抹茶・・・36㎎
2位 玉露・・・34㎎
3位 煎茶・・・10㎎
4位 番茶・・・3mg
こんなにも差があります。
さらにここで注意が必要です。
抹茶や玉露にはテアニンが豊富に含まれますが、このテアニンをたっぷりと摂取するにはちょっとしたコツがいります。
茶葉に熱い湯を注いでしまうと、テアニンや他の旨味アミノ酸を十分に抽出することはできません。じっくり、丁寧に入れなければテアニンが抽出されないのです。
(テアニンがたっぷり出てくれるお茶の淹れ方)
玉露の茶葉の量;10g
淹れる湯の温度:約50℃
湯の量:約90ml
抽出時間;約2分間
①湯を入れて急須を温めておきます。
②急須の湯を捨て、茶葉を入れます。その間に湯呑みも温めておくとベストです。
③50℃までに冷ました湯を②に注ぎます。蓋をして約2分間、蒸らします。その後、湯呑みに少量ずつ回し淹れます。最後の一滴まで旨味アミノ酸が含まれているので、しっかりと注ぎ切ります。
温度、時間、茶葉の量、それぞれを厳密に守れば守るほどテアニンたっぷりのお茶になります。
京都宇治のある御茶屋さんでは、お茶の淹れ方を目の前に秒針のついた時計や砂時計を置いて教えてくれますが、そうやって厳密に淹れたお茶のトロリとした口当たり、テアニンの旨味は最高です。
しかし、体にいいテアニンを摂るためになんと面倒な工程が多いと感じられたかもしれません。
忙しい現代人には、もっと手軽な方法を取りたいものです。
テアニンのサプリメントなら簡単です。
リラックスタイムお楽しみたい時にはお茶として風味を楽しみ、夜寝る前の毎日の習慣では、サプリメントで1日の終わりの睡眠をより上質なものにするのはいかがでしょうか?
2018/04/11更新